この記事の要点

  • 相談前に「困っていること」を箇条書きでメモしておくだけで、話がまとまりやすくなる
  • 大まかな時系列(いつ亡くなったか、これまで何をしたか)を書き出すと状況が伝わりやすい
  • 「うまく話せるか不安」という気持ちも、そのまま伝えてよい

相続の相談を考えたとき、「何から話せばいいのか分からない」「頭の中が整理できていないまま行っていいのか」と迷う方は少なくありません。結論から言うと、整理してから行く必要はありません。整理をお手伝いするのも相談の役割のひとつです。ただ、少しの準備で最初のやり取りがぐっとスムーズになるのも事実です。

まず有効なのは、思いついたことをそのまま箇条書きにしてみることです。「不動産の名義がどうなっているか分からない」「他の相続人と連絡が取れていない」「そもそも何をすればいいのか分からない」など、順番や正確さは気にせず書き出してみましょう。整った文章である必要はありません。箇条書きのメモがあるだけで、聞き手は困りごとの全体像をつかみやすくなり、質問の的も絞りやすくなります。

もうひとつ役立つのが、大まかな時系列を書き出しておくことです。「いつ亡くなったか」「これまでに何をしたか(役所への届出、遺言書の有無の確認など)」「今困っていることは何か」という順番で並べるだけで十分です。日付や細かい経緯を正確に思い出せなくても構いません。分かる範囲でよいので、大まかな流れがあると、家族との話し合いがどこまで進んでいるかも伝わりやすくなります。

「話がまとまっていなくて申し訳ない」「うまく説明できるか不安」と感じる方もいますが、その気持ちはそのまま伝えて構いません。相談の場は、整理された内容を発表する場ではなく、一緒に整理しながら次の一歩を見つける場です。メモが箇条書きのままでも、時系列があいまいなままでも、遠慮なく持って行きましょう。

まとめ

相続の相談は、頭の中を整理してから行く必要はありません。困りごとを箇条書きにする、大まかな時系列を書き出す、といった簡単なメモがあれば十分で、整理そのものも相談の一部です。何から話せばいいか迷ったときは、無理をせず、お近くの司法書士にご相談ください。

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