司法書士試験 中級者向け一問一答(第26回)──賃貸借終了時の敷金返還/共同根抵当の追加設定/代表取締役選定の添付書面/応訴管轄/認定司法書士の代理範囲
問題: Aは令和7年4月1日にBに対し、賃料月額10万円・敷金30万円で建物を賃貸する契約を締結した。令和8年3月31日に賃貸借契約が期間満了で終了したが、Bは「敷金30万円を返してもらえるまで建物を明け渡さない」と主張して占有を続けている。Bの主張は認められるか。 ...
問題: Aは令和7年4月1日にBに対し、賃料月額10万円・敷金30万円で建物を賃貸する契約を締結した。令和8年3月31日に賃貸借契約が期間満了で終了したが、Bは「敷金30万円を返してもらえるまで建物を明け渡さない」と主張して占有を続けている。Bの主張は認められるか。 ...
第1問(民法・債権) — 相殺と差押え 問: Xは、Aに対して令和7年4月1日に弁済期の到来した100万円の貸金債権を有していた。一方、AはXに対して150万円の売掛金債権を有していたが、令和7年5月1日、Aの債権者Bの申立てにより、当該売掛金債権はBによって差し押さえられた。差押え後の令和7年6月1日、Xは、弁済期到来後の貸金債権を自働債権としてAの売掛金債権との相殺をBに対して主張できるか。 ...
第1問(民法) 問: 抵当不動産の賃料債権について抵当権者が物上代位権を行使しようとする場合において、当該賃料債権が第三者に譲渡され、その対抗要件が備えられた後は、抵当権者は自ら当該賃料債権を差し押さえて物上代位権を行使することはできない。 ...
第1問(民法) 問: 賃借人が賃貸人の承諾を得ずに賃借物を第三者に転貸した場合、賃貸人は民法612条2項により当然に賃貸借契約を解除することができる。 答: × 解説: 民法612条1項は、賃借権の譲渡・転貸について賃貸人の承諾を要する旨を定め、同条2項は無断譲渡・無断転貸があったときの賃貸人の解除権を定めている。もっとも、判例(最判昭和28年9月25日民集7巻9号979頁)は、賃借人の無断譲渡・無断転貸であっても、賃貸人に対する背信的行為と認めるに足らない特段の事情があるときは、解除権は発生しないと解しており、いわゆる「信頼関係破壊の法理」が判例上確立している。 ...
第1問(民法・即時取得と占有改定) Aは、無権利者Bから動産甲を購入し、Bからいわゆる占有改定(民法183条)の方法で引渡しを受けた。Aは、Bが無権利者であることについて善意かつ無過失であった。この場合、Aは占有改定を受けた時点で甲につき即時取得(民法192条)を主張することができる。 ...
第1問(民法・相続) 問:被相続人Aが死亡し、相続人B・C・Dが法定相続人となった。BがAの債権者Xを害することを知りながら相続放棄をした場合と、B・C・Dが遺産分割協議によりBに財産を取得させない旨の合意をした場合とで、Xが詐害行為取消権(民法424条)を行使できるかどうかには判例上の差異がある。両者の取扱いについて述べよ。 ...
問:未成年者Aが甲土地を成年Bに売却した後、Aが当該売買契約を取り消した。その後、甲土地の登記名義がBに残ったままBがCに甲土地を売却した。AはCに対して、登記なくして甲土地の所有権を主張することができるか。 ...
問:A所有の甲土地上にA所有の乙建物がある状態で、甲土地と乙建物の双方に同一順位で同一の抵当権者を共同抵当として抵当権が設定された後、乙建物が取り壊されて新たに丙建物がAによって建築された。その後、共同抵当権の実行により甲土地のみが競売され、Aと異なる者が買受人となった場合、丙建物のために法定地上権(民法388条)は成立するか。 ...
第1問(民法・抵当権の物上代位) 問: A所有の甲建物に、Bを抵当権者とする抵当権が設定され、その登記がされている。Aは甲建物をCに賃貸していたところ、Cが賃料を滞納している。Bは、Cが滞納している賃料債権について、物上代位による差押えをすることができる。なお、当該賃料債権は他に譲渡・差押えがされていないものとする。 ...
第1問 問: 相続人Aが、債権者Bを害することを知りながら相続放棄をした場合、債権者Bは民法424条に基づき相続放棄を詐害行為として取り消すことができるか。 ...