残された配偶者が家に住み続けるための「配偶者居住権」──その登記のしくみ

「夫が亡くなったあと、長年住んできた家にこのまま住み続けられるのだろうか」――。 相続が起きたとき、残された配偶者が直面しやすいのが「住まい」の問題です。家の名義(所有権)を配偶者が相続すれば住み続けられますが、預貯金などほかの財産を子どもたちと分けると、配偶者の取り分が家だけで埋まってしまい、生活費が手元に残らない、ということが起こります。逆に、家を子どもが相続すると、今度は配偶者が住む場所を失いかねません。 ...

配偶者が「家に住み続ける権利」を守るために──配偶者居住権という選択肢

夫(または妻)を亡くしたあと、「これからもこの家に住み続けられるのだろうか」と不安に思う方は少なくありません。 子がいる場合、自宅の不動産は子と配偶者が共同で相続します。配偶者が不動産の持分を多く取れば老後の生活資金が不足し、逆に現金・預貯金を多く取れば家を手放さなければならないかもしれない。そんなジレンマに答えるために生まれたのが配偶者居住権です。 ...